40代の半ばから、世の中が眩しく感じるようになりました。
天気の良い日は、陽の光が眩しくて目を細めてしまうのです。
部屋の中では天気が良い日は日中はカーテンをしめ、昼間レストランで窓際の席に案内されてしまうと、窓から遠い中央の席に変えてもらう、天気の良い日はサングラスは手放せず、何か眼の病気なのでしょうか?
現在の眼の状態は?
眼科医で診てもらっても異常なし。「でも、眩しいんです。」といっても異常がないから何もできないと。
眼圧の検診は毎年うけていますが、こちらも異常なし。
異常なしの診断でも、私にとっては異常があるのにどうしたらいいの?
万が一、視力を失ってしまうことはないのか、そのことだけが恐ろしいのです。
視力は子どものころから良くて、今でも1.2。とってもよく見えます。
最近は老眼が入ってきましたが、明るいところなら老眼鏡はいりません。
この「明るいところなら」というのが曲者でした。
チリ地震で地軸が傾いて太陽が眩しく感じるのではないかとか、自分なりの説を出したり。
眩しさは老眼の影響だろうと、医師から異常なしと言われるがまま、何年も放置していましたが、どうやら原因がわかったのです。
現在の症状は
- 眩しい
- 暗いところで文字が読みにくくなった
- なんとなく眼の水晶体がくすんできた気がする(気のせいかも)
この症状にヒットするものが白内障です。
山王病院で開かれていた「白内障手術」の説明会に参加して教えていただきました。
説明会の参加者は、私がダントツに若く、ほとんどの方が60代後半で、中には85歳の方もいらっしゃいました。
モニターに向かう仕事をかれこれ30年続けてきた結果、人一倍早く目が疲労してしまったのか・・・?
白内障とは
眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまうものです。
白内障の主な症状
- 物がかすんで見える
- 眩しくなる
- 暗くなると見えづらくなる
- 一時的に近くが見えやすくなる
- 二重、三重に見える
白内障の発症年齢は、早い人で40代で、50代には約半数の人が発症しているとも言われています。自覚症状がわからない人もいるので正確な数値はわかりません。
それまでに、目を使う仕事をしていたとか、視力が良いとか、今までの経緯は白内障の原因にはまったく関係無いそうです。
私が最初に感じた「眩しい!」は、眼に入ってきた光が水晶体の中で散乱して眩しく感じるようになっているからです。
白内障は一度発症すると治りません。
目の老化をストップさせる方法を見つけたら、不老不死の薬と同じでノーベル賞ものだそうですよ。
しかし、目薬の投与で進行のスピードはゆるめられます。
白内障の原因
加齢です。白内障は病気ではなく加齢ですので、100%の人が白内障になります。
白内障の手術
目薬の投与では治りませんので、治すには手術になります。
白内障手術の動画も恐る恐る観せていただきましたが、一番前の正面に座っていたので、とてもよく観えてしまいました。手術時間はなんと実質10分くらい。
水晶体をとって人工のレンズに入れ替えます。
眼球をメスで切ったり、血がドバーっと出ることはなく、小さな穴をあけてそこから水晶体をジュルジュルと吸い取り、代わりになる人工レンズを入れます。
テレビの医療ドラマで観た、心臓手術のカテーテルのような感じでした。
眼をあけたまま手術をしますので、手術の様子が一部始終見えてしまうなんて、なんて恐ろしいこと!!と思ったら、手術の様子は近すぎてピントが合わないから見えないそうです。
まばたきしちゃうかも!という心配もありません。器具をつかって目が閉じないようにします。
手術は短時間で終わりますが、肝心なのはその後の処置。
バイキンが入って合併症にならないように、しばらく眼にはさわれません。眼帯代わりのゴーグルをかけます。
術後1週間は普段とは違う生活になります。これが一番大変なのかもしれませんね。
ものがクリアに見える世界
白内障になった場合、目薬で進行は遅らせても、治りはしません。
クリアに見える快適な生活をおくりたい場合は、手術を受けてハッピーになった方がいいなと私は思いました。
術後のバイキンが感染しないようにケアをすることさえ気をつければ、残りの人生は毎日がクリアによーく見える世界になるのです。
手術は日帰りで、両目の手術が1回で行えますし、手術費用は保険適用内ですので、思っていたよりも仰々しくはありませんでした。
ということで、予約をいれてまずは検診していただくことに。
検診結果はまたレポートいたします。
追記:検査に行ってきました。