40代前半の頃、1日1食の朝も昼も食事抜きの時期がありました。
決してほめられたものではなく、食事をする気も失せるくらい多忙だったハードワーカーだっただけです。
摂取カロリーがかなり低いので、当然痩せはするのですが、やつれたという感じはなく、体は元気!すこぶる健康!
疲れやすいということもなく、むしろ意欲的でエネルギッシュでした。
なぜなのか?
「やっぱりそういうことだったのか」と、その理由がわかった本をご紹介します。
Contents
食べない健康法
本の紹介
著者は永年、断食指導を行っていきた医学博士の石原 結實さん。
簡単に言うと断食なのですが、
・昼は蕎麦
・夜はアルコールを含め何を食べても可
断食というよりも、低カロリーダイエット、もしくは少食のすすめです。
この「夜の何を食べても可」というのがポイントではないでしょうか?
1日1食でも、夕食は何でも自由に食べていいので、あれは食べちゃ駄目、これも駄目とダイエットにありがちなダメダメのストレスはありませんね。
そして、食べ過ぎは免疫力を低下させる
血液中の白血球が体内に異物やバイ菌が新入してきても食べてくれるので、病気を免れるそうですが、お腹一杯のときは、白血球も満腹になってしまい、ばい菌など侵入者を食べようとしなくなって免疫力は下がるとのこと。
斎藤一人さんの本の中で「お腹はギュルギュルギュル~って鳴らさないと白血球が悪い菌を食べてくれなくなるよ」って本の中で書いていたことを思い出しました。
酵素的見解からは、お腹が一杯になるというのは、体内の酵素が食べ物を消化するために、消化酵素として使われてしまっているので、その分代謝酵素が減ってしまう。
免疫力をアップする代謝酵素が減れば、免疫力は下がるということになります。
1日に1~2食にすると、はじめは空腹を感じることがあるかもしれませんが、そんなときは以下のように白血球の活躍を思い出すと良いとのことです。
・免疫力をあげて病気を防ぐ
・免疫力をあげて、病気を治す
・老いを防ぎ若さを保つ
・ボケを防ぐ
・運を開き、幸運をお呼びこんでくれる
空腹感とは、胃袋が空っぽだから起こる現象ではなく、血糖値が下がった時に、脳みその空腹中枢が感じる現象なので、チョコレートや黒糖でちょっと補ってあげればOKです。
伊豆に健康増進を目的とするために、 石原先生の にんじんジュース断食を実践する施設があります。
友達がにんじん合宿に参加したことがあり、その時の感想は「ちっとも辛くないし、頭が妙に冴える」と言ってました。
頭が一杯一杯になっている経営者さんやビジネス思考の方には、デトックスとしていいかもしれません。
現代は飽食の時代
人間の歴史をさかのぼると、太古の氷河期時代から、自然災害や戦争など、飢餓とたたかう時代を何度も過ごしてきています。
人は飢えることに対しての生命維持能力は高いのです。
しかし、過食に対しての対応力は備えられていません。
だからこそ、食べすぎて処理できなくなっている体の老廃物を、断食によって排出させ、自然治癒力を高めることに注目が集まるのではないでしょうか。
断食とまではいかなくても、普段、何かを食べるとき、本当に体が欲して食べるのか、それとも「あー疲れたちょっと休憩」とか、心が落ち着かなくてストレスで食べるのか、どうして食べようとしているのか、と考えると、ほとんどがストレスによって食べているそうです。
食べないことに体は慣れているんですね。