水を飲めば肌の水分量はふえ美肌になるのか?

肌の乾燥を防ぐためにをたくさん飲んでくださいとエステで言われたことがあります。口からとった水で肌が潤うの~?と思いましたが、どうやら肌への水分を補うには口から飲んでしかとれないようです。

肌に水分補給をするには

水を飲む

化粧水や美容液で肌に外側から水分を補給することは厚さ0.02ミリの角質層までです。しかも、化粧品を使うと湿ったティッシュが乾くとゴワゴワになるのと同じようにかえって乾燥してしまいます。化粧品をつかって外側からは肌に水分は補えません。

お風呂や海で水分補給できてしまったらこわいです。

肌に水分を補うには口から水を飲むということになります。水を飲むと体中の細胞に水が供給されて肌も潤います。

肌の細胞は自らの水分交換をして、常に新しい水分によってうるおいのある若々しい状態を保とうとしています。水分補給によって新しい水を取り込もうと働くので、水を飲むことは細胞の古い水を新しいものへ交換することにつながります。

日頃から水の入れ替えが正常に行われていれば肌細胞を若々しく保て、美肌をキープできます。

しかし、水はたくさん飲めば良いというものではありません。

飲めば飲むほどいいのか

ペットボトルの水

人のからだは年齢によって違いはありますが、50~75%が水分です。からだにとって、水分がいかに大事な要素であるかがおわかりになるでしょう。

どれくらいの水分が1日に必要になるかというと、体重50キロの人の場合は、約1.5リットル摂取が目安です。

飲み過ぎた水分は通常は尿になって対外に出てしまいますが、このときに、ナトリウム、カリウムなどの電解質といわれる成分や、その他のからだに必要な成分が尿と一緒に排出されてしまいますので、飲み過ぎには注意が必要です。

まるで、からだの中を水で洗うかのように、たくさん水を飲めばからだの中の老廃物も一緒にでていくかのように、体内を洗うことはできません。水をたくさん飲むと尿は薄まるので老廃物の量は同じです。

また、汗をかいても体脂肪が落ちるなど痩せることはありません。

無理をして水を飲むと肝臓の機能の限界を越えてしまうので、むくみの原因にもなります。また、いつも汗をかいていたり、お肌がぺったりしているのは水を飲み過ぎの可能性も。

植物にも水分は必要ですが、必要だからとたくさん水を与えすぎると、根腐れしてしまいますよね。人間も同じです。

喉が渇いていないのに、無理やり水を飲んでも有害になるだけです。からだが水を欲する通りに喉が渇いたら飲むということをしていれば無理して飲む必要はありません。

1日に摂取する水分量としての目安としては、50キロの人は約1.5リットルですので、今日はどれくらい水分量をとっているか意識はして下さいね。

何から水分をとる?

水

1日に摂取する水分量の半分は真水から、残りの半分は食事に含まれている水分からとります。

真水以外から摂取すると体内で濾過してから使わなければならないので体への負担大きいので、水分をとる目的の場合は真水からとりましょう。

水は硬水と軟水と2種類あります。

軟水:日本の水は軟水が一般的です。やさしい水で体内にも吸収されやすい。ミネラルを摂取するにはむいていませんが、日本人には慣れた水ですのでこちらの軟水を摂取するのが良いでしょう。

硬水:マグネシウムが大量に含まれています。マグネシウムは腸管から水分を集め、集まった水分により便が柔らかくなり、スムーズな排便を促すので、便秘薬にも使われています。硬水は便秘への効果が期待されることから、便秘改善から肌荒れに効果があるとも言われます。一方お腹が弱くなってしまう人もいますので、個人によって違いがあります。

コーヒーや緑茶など利尿作用がある飲み物では、排出される水分も多くなってしまうので、真水で水分を摂りましょう。

水分をとるポイントまとめ

水を飲む

冷えた水ではなく、お湯でもなく、常温水をとります。

1回にドーンとまとめて飲むのではなく、何回かにわけて飲みます。

例えば、朝起きてすぐ、食間、寝る前など(食事中に水分をとるのは胃液を薄めて消化吸収を低下させてしまいます)。

無理せず自分にあった水分量にしましょう。

夜寝ているときに人は汗をかいています。朝起きたときは脱水症状気味です。ここで、朝、起きてすぐに水を飲むと脱水症状気味のからだに水分が補われ「だるい」が解消されます。ここで水分をとらないと脱水状態が続くことになります。

朝起きたら、コップ1杯の常温の水を飲むことからはじめるといいですね。