肌断食をはじめたはいいけど、肌は乾燥して粉をふいている、にきびができる、肌の状態は今までよりも悪くなり、このまま続けて大丈夫なのかわからない?やめるか、続けるかの分かれ道・・・・という方に。
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肌の新旧交代ターンオーバー
肌断食をはじめて、翌日すぐに効果が現れるということはまずないでしょう。
ターンオーバーイメージ
肌の再生の仕組みは、
① 基底層という場所で肌細胞が誕生します。
② 角質層のすぐ下まで押し上げられていきます(約14日)。
③ 死んで角質細胞になった後に角質層に行き、角質層の表面で3~4日間肌を守った後は剥がれ落ちます。
④ 剥がれ落ちることが合図となってまた基底層に肌細胞が誕生します。
このように、肌細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでの周期をターンオーバーといいます。
ターンオーバーは、一般的には28日と言われますが、これは20代の肌。30代以降は自分の年齢をプラスするくらいがターンオーバーですとエステの方におそわりました。そ・そ・そんなに・・・。
この計算方法だと、50歳とした場合70日!なんと2カ月と10日ということになります。
つまり、2カ月と10日前に食べたものや、したことによって生まれた肌細胞が、今、肌の表面に現れているということになります。
そして、今、食べたものや肌にしたことが肌の表面にあらわれるのは2カ月と10日後になります。
と、考えると、肌断食の効果は、すぐには現れはしないでしょう。
ただし、このようにターンオーバーが機能しているのは、正常な肌であって、肌のダメージ度合いによってはターンオーバーさえ機能していない場合もあります。
私は肌断食をはじめる前は、シルクのタオルで肌をゴシゴシこすり落としていたので、肌表面の角質細胞が自然に剥がれ落ちる前に、むりやり剥がし取っていたので、ターンオーバーは正常に機能していなかったと思われます。
このような場合は、まずターンオーバーの機能を正常に戻すことからはじまりますので、より時間がかかります。こすりとらずに自然に剥がれるように、ただただ何もせず。
肌断食後に気づく効果は?
肌断食の効果が現れるのは、その人の年齢や肌の状態によって、まちまちです。
ほとんどの方が気づく効果は、指先で頬を触ったときに、肌がふっくらとマシュマロのようにやわらかく、ふっくらしてるということです。私もそうでした。
肌のやわらかさは20代まででしょ、と今更意識をしたこともありませんでしたから、肌ってこんなに柔らかいものだったことを知りました。
肌がやわらかくなるのは、角質層が健康になってバリア機能がはたらいているからです。角質層の状態は皮膚全体を支配しているの司令塔なので、司令塔である角質層がしっかりしてくると基底層で新しい肌細胞が次々に生まれて、肌のキメに勢いがでてきます。
新しい肌細胞が生まれると、表皮細胞が増え、表皮が厚くなって肌は弾力とハリをを増すので、触ったときにふっくらと感じるのです。
私自身、頬がふっくらとして、毛穴が目立たなくなってきたと感じたのは、肌断食を開始して3ヶ月後です。
洗顔の後も、自ら潤う力を取り戻しているので、もう肌はつっぱりません。