しわを消す魔法のクリームを使ってみた結果は?

目尻のしわに魔法のクリームをトントンと塗ると、あらよあらよと目尻のしわがきえていく動画をYoutubeで見ました。クリームを塗ってから1,2分で一目瞭然!しわが消えた(ように見える)。

目の周りの小じわがなくなり、目の下のたるみがなくなると断然若々しく元気に見えます。

この商品をいただいたので、ほうれい線が気に使ってみました。商品名は伏せますが原産国アメリカの輸入品です。

さて、ほうれい線は消えたでしょうか?

しわを消すクリームを使った結果

消えません(-_-;)

ほうれい線のように、くっきりついた深いしわは消えません。薄くもなりません。むしろ塗ったところだけへんなテカリができて不自然な仕上がりに。

それならば、目尻の小じわに塗ったらどうか?

もともとそんなに気にならない部分なのではありましたが、塗ってから友達に「どう?どう?変わった?」と聞いても、「うーーーーーーん、わからない。」というお返事が。そうか・・・。

ちりめんジワのように小さな小じわがたくさんある場所だと効果がよくわかるのかもしれません。私の顔のしわのタイプには効果は感じられないのかも。

ちりめんジワが多い手の甲に塗ると

塗る前
手の甲
陰影のある撮影だとよりシワシワでおばあさんやないかい。悲しい・・・。

↓ ↓ ↓

指先に少量をとって、トントンとやさしくたたくように塗っていきます。塗り終わったら手でパタパタと扇いでかわかします(乾かす?)。風で乾かすと良いらしいのです。

手の甲の一部に塗ってみました。
しわ取りクリームを塗った

しわとりクリームを塗った手の甲

わかりますか?たしかに塗った辺りはしわが目立たなく平らで白っぽくなっています。

この商品、塗り方が少々難しいのです。薬を塗るように、こすって塗るとダマダマのボロボロになってしまいます。なので、薄くとってトントンと何度も重ねてたたいて塗ります。

また、塗りすぎるとその部分だけ白くなります。塗った部分の周囲が輪っかのように白くなってしまいました。
塗りすぎて白く

乾いた後は、真っ平らのツルンツルンになるので、メイクがのりづらいです。油分の多いファンデーションだと仕上がりが弱くなると注意書きがありました。メイクをすると仕上がりがなんとなく不自然です。

気のせいか、塗った部分だけがホカホカと熱く感じます。もしかしたら、化学反応をしているのではないでしょうか?

塗り心地は、物理的に皮膚がピーンとひっぱられる感じがとてもします。

メーカーの説明によると、この商品の持続時間は約8時間とのことです。

しわを消すクリームの正体は?

壁紙貼り

カンタンに言うとノリボンドと同じです。洗い流せばまた元に戻ります。木工用ボンドを手に塗ったような感覚です。

成分

水、ケイ酸Na、ケイ酸(AI/Mg)、アセチルヘキサペプチド-8、フェノキシエターノール、エチルヘキシルグリセリン、赤504

化学反応によって固まる性質を利用し、しわが伸びた状態で固まらせる「しわ伸ばしクリーム」です。

成分に含まれるケイ酸Na強アルカリなので、弱酸性の肌に塗るのはどうなんでしょう?

やはり、熱のような刺激を感じたのは気のせいではなかったようです。

化学の実験でケイ酸Naを使うときは、皮膚に触れないように扱うことが基本だそうです。

ケイ酸Naが含まれている商品を目の周りに塗るのは危険ではないですか?!

このような魔法的商品はほとんど外国製です。外国の化粧品基準と日本の基準は違いますので、危険なこともあります。

以前、香港製で塗れば肌の色が白くなるという現地で大人気の美白クリームを塗ったら、ボロボロ皮がむけはじめたことがあります。バリア崩壊です。

肌への負荷を度外視して、この日だけ勝負顔できめたい場合は、使う価値があるかもしれませんが、化粧が上手にのらないので時間がたつとどうなるのでしょう?崩れそうですよね。

塗っても人に気づかれないのでは効果が無いのと同じです。

肌断食をはじめてからは、顔に塗るものにはとても敏感になっていますので、このクリームの使用は今回の実験限りとします。