洋服の断捨離とひとことで言うのは簡単ですが、さて具体的にはどこからどうすればいいのか?
私は、アパレルで働いていたこともあり、素敵な服が手に入れやすい環境から、服の数は普通の人よりも多いと思います。
しかも、気にいって買っている服ばかり。気に入っていても全ての服をまんべんなく着きれないことは事実です。
さて、これをどう断捨離する?
友達のスタイリストさんに相談すると、スタイリストさんから見ると、洋服の断捨離はそう難しいことではないそうで、それならば「どうやってやるのー?おしえてー!」と洋服の断捨離方法を教えていただきました。
Contents
ココ・シャネルのクローゼットは2着のシャネルスーツだけ?!
まず、スタイリストさんからおしえていただいたことは、
パリやミラノの海外のマダムたちは、大人である事の強み、年齢を重ねてこその美しさがあることをよくわかっているから素敵に輝いてます。
決してたくさんの服を持っているというわけではなく、自分の強みをファッションで表現できる服を数着もっているだけ。
彼女達は潔いほどに、無駄なものは持たないそうです。
『フランス人は10着しか服を持たない』という本もありますね。
数は多くはいらない、本当に必要なものを少しでいい。
「洋服は2着あればいい」というココ・シャネルの言葉を何かで読んだことを思い出しました。
持っている服の現状の確認
一度買った服は、気にいっているし捨てるのはもったい無い・・・という思いと、「いつか着るから」という思いで捨てられなくてそのまんま。
そして、持っているので、たまには着ておこうかとなんとなく着てしまったり、うまく着こなせないものは、それを着るために新たにコーディネートできるアイテムを買い足してしまったり。
というのが現状です。
クローゼットから全ての洋服を出します。
はい、ここで思考停止してしまいますよね。
「そんなの大変すぎる!」とここで挫折してしまう人もいると思います。洋服を出さなくてもクローゼットをあけて洋服を1つずつ確認しながらでもできないことはありません。
ここは潔く、クローゼットの中身を一旦全て出しました。
これでもう断捨離から逃げることはできません。
サイズチェック
ちょっとピタッとしてしまった服、逆にダボダボしてからだにフィットしていない服、体系の変化によって自分のからだにサイズが合わなくなってしまったものは、まず処分です。
試着をして購入していないことから、肩が落ちていたりからだにフィットしていない服が多く、スーツなどは安くはありませんがいつまでもからだに合わないものを着るのはやめようと、勿体ないけど処分することにしました。
「きっと誰かが着てくれるはず」と信じて。
ちょっとだけ痩せたら入るからととっておいた細身のパンツもさようなら。
痛み度チェック
ヘビーローテーションでクタクタになった服、毛玉が出来ている服、袖口や裾などがすりきれてしまっている服は、もうお役目ごめんです。
これまでに十分働いてくれました。
年相応チェック
これを着るのはちょっとあいたたた~でしょうという、短めのスカートや、子供っぽく感じられるものはさようならです。
自分スタイルを見つける
自分はどう見られたいのか自分の目指す姿、つまり自分スタイルを見つけます。
これを基準に、必要なものか無駄なものか、洋服を選定していきます。
自分スタイルがわからない、決められないという場合、この人みたいになりたいという理想のモデルさんや芸能人でもかまいません。
私は黒木瞳さんみたいな、知的で女性らしいイメージが理想です。
このときに、体系的にあまりにも自分とは遠い理想像は選ばないように。
自分のスタイルが確立されれば、モノや情報に左右されなくなります。
思い切って処分
自分スタイルにはそぐわない、いらないと判断できるものが確定したら、思い切って処分!!
これが大きな一歩です。
とはいえ、これはすごく気にいってるけど、なりたい自分スタイルとは違う・・・という服もあります。そういう服は処分です。
お気に入りの服を着ても、なりたい自分にはなれないのですから。もっと言うと、なりたくない自分になるだけです。
処分する勇気によって、だんだんと自分に必要なものへの視点が研ぎ澄ませられるようになります。
一度処分が確定すると、これももういらない、これも・・・と処分が加速していきました。
情報におどらされなくなる
自分スタイルへの視点が定まると、必要なモノが簡単に見つけられるようになります。
もう、無駄なお金も時間も使わなくなり、着ない洋服をしまっておくスペースもいりません。
そして、買い足していく場合は、クローゼットの中に収まる範囲にとどめ、「もの一定の法則」にしましょう。
買い足していく場合のポイントとして、すでに持っているものとかぶるものは買わないこと。
すでに持っているものと似ているけど、こっちの方が私にとってスペシャルと感じるならば、すでに持っているものは処分することです。
グレーや、黒のニット系が多かったー。どっち着ても同じでしょってくらい類似服があるので、スペシャルな方を残しました。
スペシャルなモノに囲まれる
クローゼットをあけると、自分にとってのスペシャルなものばかりが並ぶ光景はどうでしょうか。
そんなクローゼットだとしたら、胸が踊り、何度でもあけたくなってしまいますよ。
すっきりしたクローゼットってこんなに気持ちが良いものなのかと、もやもやしていた気持ちがはれたようです。
洋服は傷んでいるものは処分しましたが、着られるものは人にさしあげて、予想以上に喜ばれてよかったです。
実は服の断捨離は5年位前に行いました。
それ以来、もの一定の法則で洋服は増えていません。
入れ替えた服はありますが、服を買うということも、もうほとんどなく、制服化している感じです。
あのとき、思い切って断捨離しておいたから、ファッションに無駄な時間もお金も使うことなく、今に至り、本当に良かったと思います。
50代になると、若さや可愛いらしさとは違う、人としての深みがでてきて、50代のおしゃれを楽しむ事が出来るはずです。
自分のスタイルをもう一度しっかり見つめなおし、大人であることを心から楽しんでみませんか。