納得して買ったつもりでも「この服は失敗したな」と思うことはありませんか?
サイズは合っていてもなにかイメージと違うとか、使えると思って買ったけど結局あまり着なかったということが。
私の場合「久しぶりに服を買いたいな、今日なら時間があるから、服を見に行こうかな」で買うと、たいていいらなかった服を買って失敗してしまいます。
なぜなら、何が欲しいのかイメージが出来ていないので、漠然と何か買いたいというだけだからです。これでは「買う」という欲求だけをはたすことになってしまいます。
そこで、無駄な服を買わないためのツール「服のネタ帳」をご紹介します。
Contents
スクラップブックの服のネタ帳
スクラップブックを用意します。スクラップではなくても何でもかまいませんが、雑誌の写真はけっこう大きいので、大きめのものを。
ネタ帳といっても、大げさなものではありません。
雑誌などで「これいいな、私の目指すスタイルだ」と思える写真を切り抜いて、スクラップブックに張っておくだけです。
こちらは冬服のページ
参考として、どこのブランドなのかだけ余白に明記しておきます。
このときの注意として、欲張らないこと。本当に気に入ったものだけにとどめます。
あれもこれもとなると、作業だけで嫌になってやらなくなってしまいますので。
服のネタ帳はどういう効果があるのか?
自分が欲しいスタイルがビジュアルとしてイメージできている、そう「見える化」です。
欲しいものがわかる
そうすると、すでに似たような服を持っている場合もありますので、あとこれだけ買い足せば、このスタイルは完成するというものが出てきます。
服にかぎらず、ショールや帽子やバッグなど、小物もトータルルックで合わせていきます。
このように「買うものリスト」が具体的に頭の中にできあがります。服のネタ帳をつくらなかったら「買い足し」はおそらく思いつかないでしょう。
買い足したいアイテムをどこかで見つけたら「買い」です。もちろん予算内であれば。
欲しいものが具体的にわかっているので、「あっ、これぴったり!」とユニクロで見つけたりすることもあります。ベーシックなものはブランドよりも、むしろユニクロや無印良品の方が商品数と商品の入れ替わりのが多いので見つけられたりします。
このボトムスがあれば、この2つのスタイルは完成するんだけどなぁと思っていると、ちゃんとその商品に出会えます。「普段来ることが無いここで見つけるのは奇跡的」とまるで引き寄せられたかのように思える場所とタイミングだったりします。
具体的に描く、意識をする、ということが大事なのでしょう。
無駄なものを買わなくなる
逆に、欲しくないものには目がいかなくなり、欲しいものがないと、服を買いにも行かなくなります。無駄遣いしなくなりますね。
スクラップブックの中には、似たような服ですら、まったく持っていない服もあり、ワンピースを買う時は、こういう柄のこういうスタイルのにしようとイメージだけはできています。
自分専用のファッション雑誌
『服のネタ帳』は自分のスペシャルなスタイルばかりの雑誌です。
季節の代わり目など、急な寒暖差で昨日とは同じ服装はできないぞってときに、パラパラっと見ると、こういうスタイル持っていたなと参考になります。
ビジネスライクな集まりや、少しあらたまった集まりの時など、普段と違う場に出るときの参考にもなります。
昨年どんな服を買ったのかも忘れてしまうことがあるので、これを見て自分が持っている服を思い出すこともありますね。
雑誌の断捨離
雑誌は、買ったらさっさと必要なページだけ切り抜いて、まずはクリアファイルなどにはさんでおいて、溜まったらまとめてスクラップブックに貼っています。
スタイルをジョキジョキとハサミで切って、のりでペタペタと。この作業が気持ちよかったりします。
切り抜き終わった雑誌は処分です。こうすれば雑誌がいっぱいたまることもありませんね。「あの雑誌とっておけばよかった」と思ったことは一度もありません。
デジタルデータでもネタ帳
服だけではなく、ネイル、メイク、ヘアースタイルもスクラップしています。
これらのネタは雑誌ではなくネットから収集することがほとんどなので、こちらはデータでPC内にストックしています(Evenoteというソフトを利用してます)。
自分だけのファッションコーディネート
ファッションは流行がありますので、定期的にお気に入りの雑誌を購入して、スクラップブックにネタ帳としてストックしておくと、いつも新鮮な情報になりますね。
雑誌だけではなく、ネットで見つけたいいなと思うスタイルも印刷してスクラップしています。ドラマでも女優さんが着ているスタイルが気にいってネットで探すとたいてい見つかります。
おすすめは、同じ年代のスタイリストさんのブログが参考になりますので、ググって見てくださいね。
服のネタ帳は、あなたにとってスペシャルなスタイルばかりで、それを見れば無駄な服を買うこともなく、必要なものをお手頃価格で見つけられるようにもなり、コーディネートの強い味方になってくれるでしょう。